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PROFILE
- KEITA
- part: Vocal
- birthday: October 16
- blood type: A
- birthplace: Shizuoka
- http://ameblo.jp/klyedet/
- DAITA
- part: Guitar
- birthday: June 19
- blood type: A
- birthplace: Tokyo
- http://www.daita-ism.com/
- TESSEY
- part: Sequence Programmer
- birthday: January 30
- blood type: O
- birthplace: Kagoshima
- http://tessey.net/
- BOH
- part: Bass
- birthday: August 14
- blood type: A
- birthplace: Hokkaido
- http://www.bassist-boh.com/
プロフィール
- BINECKS
- バイネックス
-
【メンバーの出会い~結成】
今や日本屈指のギタリスト、DAITAが新たな音楽的衝動をもってスタートしたロックバンド、それがBINECKSだ。メンバーは、DAITA(G)、KEITA(Vo)、BOH(B)、TESSEY(Sequence Programmer)の4人。当初、DAITAとKEITAの2人からスタートしたこのBINECKSも、2007年末にメンバーが正式に決定。4人組として産声を上げたばかりのニューカマーだが、そんじょそこらの新人バンドとはわけが違う。ご存じの通り、バンドの中心人物DAITAは、2002年3月にSIAM SHADEを解散後、精力的にソロ・ワークスを展開し、キャリアを積み上げてきた人物。芸術性の高いソロ・アルバムの発表や、他のアーティストへの楽曲提供、また氷室京介のツアー・ギタリストとして絶大な信頼を得、さらには2005年、ジョー・サトリアーニ率いるロック・ギタリストの饗宴 "G3" の日本初公演で、日本人で最初に "G3 "の舞台を踏んだという強者である。SIAM SHADE時代から豊かな音楽センスと、超絶テクを駆使したギターヒーロー的な天才ぶりを見せつけてくれていたけれど、様々な刺激を得たここ数年で、日本を代表するギタリストとしてのアイデンティティをしっかりと確立した。その彼が、個性的なメンバーと共に再びバンド・ロードを歩き始めたのだから、格が違うのも当然の話なのだ。
BINECKSは2005年の夏、DAITAが関係者を通じて、ヴォーカリストのKEITAに出会ったことが始まり。たまたま自分のバンドに限界を感じていたKEITAにとって、それは大きな賭けでもあった。その時のことを「自分がどれだけのものか試したかったんです。だから挑戦しました」とKEITAが言えば、DAITAは「僕がまたバンド活動をやることになったら、自分が作るメロディーと歌詞をしっかりと伝えてくれるヴォーカリストと組みたい、同じ気持ちのテンションで同じ思いを言葉に乗せて歌ってくれるようなヴォーカリストがいいとずっと思っていた。KEITAにはその空気感があったんです」と語る。
そんな2人はBINECKSとして、2007年6月に1stアルバム『Sacred Vision』を発表。続く11月には初のワンマン・ライヴを新宿ロフトで開催。この時に参加したのが、6弦ベースを自在にプレイするスキンヘッドのベーシスト、BOHである。それまで色々なアーティストのサポートを行ってきたBOHは最初、DAITAからのライヴ・サポートのオファーを気楽な気持ちで受けたという。「飲み屋で初めて逢った時、まだBINECKSの音も知らなければ、どういう方向性のバンドかもわからなかった。で、話しをしていくうちに、メンバーでやってみるか?って言われて。この人、何を言ってるんだろ?って思ったんですけど(笑)。でも、僕は自分の人生をこのバンドに懸けようって思ったんですよね。なんか "夏の風呂上がりに全裸でベランダに出るような…やってやれ的な開放感" を感じたから(笑)」(BOH)「ベーシストは、KEITAと同世代のメンバーがいいなと思ったんですね。で、資料用にもらったDVDで6弦ベースをワイルドに演奏するBOHを見て、気になって。実際にBOHに逢って、彼もやっぱりひとつのことを貫き通そうとするパワーを秘めていた。自分のやりたいスタイルでやり通す、そういう信念が大事だっていうのは、僕にもKEITAにもあるし。だから、メンバーにふさわしいと思ったんですよね」(DAITA)
その後、DAITAは、すべてのBINECKSのライヴに参戦していたTESSEYにもバンド参加をラブコール。マニピュレーターとしてのキャリアを誇るTESSEYとDAITAは同い年。氷室京介のツアー・サポートで出会い、その時「寡黙で黙々と自分の役割をこなすプロフェッショナルな仕事ぶりを見てすごいと思った」とTESSEYに惚れ込み、以来、自身のソロ・ライヴを始め、DAITAの音楽にとってTESSEYは不可欠な存在となっていた。TESSEYも「DAITA君との関係性はもちろんだけど、KEITA君のヴォーカルに可能性を感じたことが大きかった」と、初のバンド参加を決定づけた理由を述べている。
【デビュー・シングル「GLORY DAYS」】
かくしてこの4人が揃い、BINECKSとして正式に動き出すことになった。意外なことにDAITAはこれだけのキャリアがありながら、自らの手でメンバーを集めてバンドを組んだのは、BINECKSが初めて。「だからこそ、これまで誇りを持ってやってきた音楽を、さらに越えるために1から作っていかなきゃいけないんだなっていう使命感や責任感をすごく感じている」とDAITAは言う。
そんなBINECKSが、メジャー・デビュー一発目に勢いよく解き放ったのがシングル「GLORY DAYS」だ。そこには、ライヴ感を感じさせる疾走感とダイナミズムとポップさが同居するアグレッシヴなサウンドが生み出されている。詞を手掛けたのはKEITA。仮歌の時から "グロ~リ~デイズ~" と歌っていたそうで、そのくらいメロディーがポジティヴな言葉を呼んだ歌詞となった。「僕らはみんな奇跡的な巡り合いで始まっていると思うんです。それはBINECKSのメンバーも同じで、自分なりに縁とかを考えるとすごいことだなって。ライヴ会場だって、奇跡的な確率でみんなが集まるわけじゃないですか。そこでの感動とか、二度とない瞬間をみんなが一斉に味わう。そんなファンとの絆を歌にしてみようと思ったんですね」(KEITA)
ちなみにBINECKSの持ち味には、未知数の魅力に溢れたポテンシャルの高いヴォーカリスト、KEITAの声を軸にした歌モノの世界に加え、お互いがスパークし合いながら、タフで確かな演奏力を見せつけるハードなインストの世界がある。実はその二面性こそが、BINECKSの魅力であり、だからこそDAITAは "ギターネック" になぞらえて、"2つのNECK(音楽)が重なり合う時、最高のロックが生まれる" という思いを込めて、バンド名を "BINECKS" にしたそうだ。「卓越した技術と職人的な技と個人のスキルを磨いていくような場としてBINECKSを作った」というDAITA。今後も「僕らにしかできないことを具現化して、多くの人たちとそれを共有していきたい」と語る。強靭なオリジナリティーと共に圧倒的な存在感を放つBINECKSは、まさしくワン・アンド・オンリーのバンドなのである。
大畑幸子