生誕80年を迎える『寺山修司』の人気は未だ絶大であるが、昭和の時代、詩、短歌、俳句、演劇、映画、評論、写真等々、また、稀代の論客として、あらゆるジャンルでその才能をいかんなく発揮した。そのパートナーとして、共に駆け抜けた『田中未知』、ミリオンセラーになった『時には母のない子のように』をはじめとして、二人のコラボレーションによる『歌』の作品は、現在も尚生まれ続けている。
そして今、『田中未知』と『橋本美香』の新たな出会い。
一音一句を大切に構築してゆく田中未知の繊細な歌作りの手法は、橋本美香の若々しい清らかな声を得て、寺山修司の詩に翼を与え、風にのせて人々の胸に贈りだす。
未発表曲を含む楽曲集は30年の時を越えて、ここに完成した。