石川さゆり[暗夜の心中立て(タイプA):TECA-10514] / TEICHIKU RECORDS

石川さゆり
TEICHIKU RECORDS / テイチクレコード

PRODUCT INFORMATION

アーティスト名

石川さゆり

商品名

暗夜の心中立て(タイプA)

c/w 名うての泥棒猫

商品データ

商品データ TECA-10514 定価:¥926+税 シングルCD
ジャケット
タイプA

商品説明

椎名林檎 作詞 / 作曲 プロデュース!!

収録内容

  1. 暗夜の心中立て

    • 作詞・曲:椎名林檎
    • 編曲:斎藤ネコ
  2. 名うての泥棒猫

    • 作詞・曲:椎名林檎
    • 編曲:斎藤ネコ

MORE INFORMATION

MUSIC VIDEO

石川さゆり / 暗夜の心中立て
石川さゆり / 名うての泥棒猫

Musicians

  • Bass 井上富雄
  • Drums 古田たかし
  • Guitar 柳沢二三男・尾上サトシ
  • Percussion 川瀬正人
  • Strings グレート栄田Strings
  • Trumpet 西村浩二・小林正弘・中野勇介
  • Trombone 片岡雄三・鹿討奏・山城純子
  • Horn 藤田乙比古・大東周
  • Harp 朝川朋之
  • Timpani 高田みどり
  • Conductor 斎藤ネコ
  • 「名うての泥棒猫」 Harmony vocal 椎名林檎

映像ディレクター

児玉 裕一。1975年生まれ。東北大学理学部化学系卒業。大学在学時より仙台にて映像制作の活動を開始。卒業後、広告代理店勤務を経て独立。以後フリーのディレクターとしてCM、MVなどの演出を手掛ける。
2006年「CAVIAR」に所属。2013年「vivision」設立。 2007年に公開されたUNIQLOCKでは世界3大広告際(カンヌ・Clio・One Show)グランプリを獲得。

石川さゆり ロングインタビュー

発売前から多くの音楽ファンを賑わせた、石川さゆり×椎名林檎のコラボレーション。両者の出会いから制作秘話までを紐解きつつ、今この世の中だからこそ『暗夜の心中立て』を届けたいという思いの丈を、石川さゆりが大いに語ったロングインタビューが下記リンク先よりご覧になれます。(インタビュー / 文・内田正樹)

解説『暗夜の心中立て』

石川さゆり X 椎名林檎

こんな "SAYURI" を待っていた

さあさあ、御立ち合い。石川さゆりと椎名林檎。この組合せに驚きを感じた方もいれば、「そうきたか」と膝を叩いた方もいただろうか。 二人が初めて会話を交わしたのは、2011年大晦日の第62回NHK紅白歌合戦、その舞台裏だったという。

「椎名さんは素晴らしい楽曲を書いて、しかもそれを自分の身体を使って、ビジュアルでも表現されてきた。 常に"生きた"音楽性を提示している彼女の魅力に、どこか自分と同じ"匂い"を感じていました。 そこで紅白でお会いした時、『いつか一緒に何か作ることが出来たら』というお話しをさせていただいたのです」(石川)

「私たち二人が"似ている"というのは、斎藤ネコ(※編曲)さんもおっしゃっていましたね。光栄の極みです。 さゆりさんは、歌はもとより、破格の高性能アンテナの 持ち主。しかもこれ程のキャリアなのに、会えば会うほど好きになってしまうお茶目さ、愛らしさまでお持ちでいらして。 気付けば仕事を忘れ、純粋にその鮮やかさを楽しんでいる私がいました」(椎名)

命がけで好いた"唯一人だけ"に、我が身を焦がし暗れる女の情念が歌われた表題曲「暗夜の心中立て」。 そして世間の"言いがかり"に心を痛めながらも自分の流儀を貫く、折れない女の口上が粋で鯔背なカップリング曲「名うての泥棒猫」。 いずれも石川の"要望"に椎名が"願望"で応えて誕生した。

「私は椎名さんに、いま、この世の中だからこその"不条理"を書いてもらいたかったんです。 一昨年のアルバム『X-cross-』もそうでしたが、自分の価値観を打ち破ってくれる、それまで感じたことの無い空気や風を運んでくださる方との出会いは何より貴重です。 私は深呼吸もしたければ、荒い呼吸も、ため息もつきたい。椎名さんの書いてくれた曲に、私の心拍数は上がったり下がったり(笑)。 その"生きている"感じが、今とても嬉しいんです」(石川)

「一人の歌謡ファンとして『こういう曲を歌うさゆりさんが見たい』。そんな気持ちでまず書いたのが『暗夜の心中立て』。 そして、すぎやまこういち先生がザ・ピーナッツに宛てていらした楽曲のイメージで書いたのが『名うての泥棒猫』でした。 こちらはさゆりさんからのご希望で、誠に僭越ながら、私めが妹役のようなコーラスを担当させていただいて居ります」(椎名)

ミュージックビデオにも注目だ。監督:児玉裕一を筆頭に、CM / モードの最前線から集結したクリエイターたちの手腕によって、楽曲の世界観が存分に表現されている。 『暗夜の心中立て』では、襦袢から覗く素肌も妖しく艶かしい、太夫のような石川の色香を。 一方『名うての泥棒猫』では、クールなトレンチコート姿での"セクシー金庫破り"と名付けられたシーンなど、石川の素顔に限りなく近い、コケティッシュな魅力を堪能できる。

「"歌は世につれ、世は歌につれ"なんて言葉があったじゃないですか。でも最近はちょっと歌も世も互いにつれていない気がするんです。 でもたとえ時代が変わっても、男であること、女であること、そして人を愛する時の悦びや哀しみというのは決して変わらないはず。そういった想いが皆さんに届いたら本望です」(石川)

共にジャンルやルールに縛られることなく、"生きる"ことへの本能と知性を歌ってきた女たちの出会いが、粋で艶やかな、新しくも王道な佇まいを感じさせる"2014年の歌謡曲"という華を咲かせた。 この事件、見過ごすなんて野暮はなし。男も女も遠慮は無用。まずはとくと聴いてきな、である。

(文 / 内田正樹)