号外!! 三丘翔太「面影今いずこ」×月刊カラオケファン 特別企画
水森英夫・三丘翔太 "師弟対談"
2018年4月4日、三丘翔太が3枚目となるシングル「面影今いずこ」(水森英夫作詞・作曲 / 丸山雅仁編曲)をリリース。恩師であり、「生まれて初めて作詞をした」という水森英夫氏との "師弟対談" をお届けします。
編集部 まず、三丘さんの新曲「面影今いずこ」の詞を水森先生が書かれることになった経緯を教えていただけますか?
「こういう感じの詞を書いてほしい」っていうのをデッサンしたんですよ、僕。作詞家の方に大体のイメージを伝えるために、ワンコーラスだけ書いて。それをディレクターに渡したら、「いい詞ですね。このまま3番まで書いていただけないでしょうか」と返ってきた。でも僕には作詞の経験なんてありませんから、「弱ったなぁ…」と。だから書き上げるのにすごく時間が掛かりました。
三丘 先生、具体的にどのくらいの時間か伺ってもいいですか?
2カ月以上考えたよ。いやはやしかし、自分の詞というのはこっぱずかしいね(笑)。
三丘 こっぱずかしい? 作詞と作曲ってそんなに違うものなんですか?
(しみじみと)違うねぇ。今回のことで、全く違う商売だと思った。似ているようで別ものだね。産みの苦しみも少しだけ分かってしまったから、(作詞家に)「こういう詞じゃないんだよなぁ」とかって言うのをやめました(笑)
編集部 なるほど(笑)。それで、三丘さんは、水森先生が作詞されると知ったのはいつ頃ですか?
三丘 レコーディングの3~4カ月前だったと思います。「ちょっとおれが書いてみたんだけど」って、手書きの詞を見せてくださって。「え、先生が詞を書かれるんだ!?」と、すごくびっくりしました。その後そのままレッスンを付けていただいたんですが、「面影~」の主人公は僕と似たようなというか、頼りなさげな男のイメージなので、スッと詞の世界に入れました。
翔太の場合は、付き合っていた彼女のことを「お前」って呼ぶような詞じゃないなと思ったんだよね。やっぱり「君」だなと。
三丘 「お前」なんて、とても言えません(笑)。
そうだろ? だから「君」にしたんだ。あとは、お客さんに共鳴してもらえる詞じゃないといけない。年齢・性別を問わず共鳴できるものって何だろうと考えた時に、結局 "真心" の問題だなと。真心っていうのは誰にでも伝わるから、そういう詞を書けば、多くの人が「そうだよな」って共感してくれるんじゃないかと思った。ただね、制約があるわけだよ。
三丘 制約、ですか?
うん。歌っていうのはメロディーとリズムと詞、この3本柱で構成されているでしょ? メロディーとリズムはもうできていて、そこに詞をはめ込むってなると、「こういうことを書きたいけど、でもこれだと字余りだしなぁ」とか。「じゃあほかにこれを表す言葉ってあったっけ?」って探したりしてたら、あっという間に2カ月経っちゃった。途中、つらくて「もう何も考えたくない」っていう期間が一週間くらいあったよ(笑)。
三丘 すみません! そんな思いをさせてしまって…。でも、先生が「つらかった」っておっしゃったのを初めて聞きました。5年の弟子生活の中で。
確かに「つらい」なんて言ったことないもんな。
三丘 はい、一度もないです。僕のために苦労をかけてしまって…。その分、「面影~」をヒットさせてご恩返しできるように頑張ります!
この対談の全文は、「月刊カラオケファン」5月号(2018年3月20日発売)でお読みいただけます。
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