オムニバス[戦争は知らない ~平和への祈りをこめて~:TECN-25822]
商品情報
- オムニバス
戦争は知らない ~平和への祈りをこめて~ - 2002-08-21 / TECN-25822 / 定価:¥2,619(税抜価格 ¥2,381) / アルバムCD
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「イムジン河」から「さとうきび畑」まで…時代を超えて歌い継がれる平和の願い。
21世紀だからこそ聴きたい「反戦メッセージ・ソング集」 -
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イムジン河
高石友也 -
血まみれの鳩
五つの赤い風船 -
坊や大きくならないで
森山良子 -
朝に別れのほほえみを
ザ・タイガース -
戦場(ベトナム)の女
佐良直美 -
夜明けの十字架
ザ・リンド & リンダース -
バングラデシュの歌
宮浦みどり -
明日なき世界
高石友也 -
緑の丘
ザ・タイガース -
一人の手
斉藤任弘 -
忘れかけた子守唄
森山良子 -
死んだ男の残したものは
増田多実 -
雨に消えた想い
藤本好一 + 寺内タケシとブルー・ジーンズ -
流氷の彼方に
ソルティー・シュガー -
フランシーヌの場合
トワ・エ・モワ -
もしも平和になったなら
高石友也 -
さきちゃん
ゴロー -
坊や祈っておくれ
ザ・タイガース -
さとうきび畑
森山良子 -
戦争は知らない
おおたか静流
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イムジン河
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- 商品解説
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昨年9月11日の同時多発テロ、そしてアフガニスタン空爆。年が明けても、自爆テロ対報復空爆に明け暮れるパレスチナとイスラエル、核戦争一触即発状態のインドとパキスタン、さらにワールド・カップ開催中に勃発した韓国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の銃撃戦といったぐあいに、21世紀を迎えても世界各地で戦争の火種が絶えることはなく、人類は愚かしい争いを続行しそうな気配だ。
我が国でも有事関連法案が賛否両論いろいろ論議を呼ぶ中、森山良子の「さとうきび畑」や34年ぶりに陽の目を見たフォーク・クルセダーズ「イムジン河」など、往年の反戦メッセージ・ソングが好セールスを記録。
最新のJ-POP作品と並んでヒット・チャート上位にランクされているというのも、人々の戦争への危機感と決して無縁ではないだろう。そんなキナ臭い状況に対してのクロニクルからの回答とも言うべき作品が、本CD『戦争は知らない』である。
前述の「さとうきび畑」「イムジン河」(レアな高石友也ヴァージョンを収録)をはじめ、65年の反戦市民集会が生んだ名曲「死んだ男の残したものは」(これもレアな増田多実ヴァージョン)、 ジャックスをバックに高石友也が歌うバリー・マクガイア66年の全米No.1ヒットの日本語カヴァー「明日なき世界」、デビュー前のコスモス・ファクトリーがバックに参加した宮浦みどりの「バングラデシュの歌」(ジョーン・バエズ作品の日本語カヴァー)、ザ・タイガースの珍しい自作自演反戦ソング「坊や祈っておくれ」など、ベトナム戦争真っ直中の60年代後半から70年代初頭にかけて、日本のポピュラー音楽シーンが生んだ反戦メッセージ・ソングを厳選収録。
これまでありそうでなかった画期的なコンピレーションだ。収録曲中、69年前後に発表された作品が多いのは、やはり国外でベトナム戦争、国内では70年安保批准問題で揺れていた当時の日本のラジカルな世相を反映してのこと。
まさに "政治の季節" ならではの作品群なのである。ベトナム戦争もバングラデシュ難民問題も米ソ冷戦も過去のものとなったが、これらの歌の根底に流れている平和希求のメッセージは現在も色褪せることはない。
むしろ未だに戦火がおさまらない現在だからこそ、より強く戦争の愚かさ、平和の尊さを我々に訴えかけてくるのではないだろうか。本CDが戦争というものについて考えてみるきっかけとなってくれれば幸いである。text by 中村俊夫
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